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給食牛乳「苦い・変な味」体調不良838人

千葉県は29日、県内の小中学校で28日の給食に出された牛乳を飲んだ児童や生徒と教職員の計838人が、下痢や腹痛などの体調不良を訴えたと発表した。

 「苦い」「変な味がする」といった違和感を覚えた人も含めると、計3463人に上る。牛乳はいずれも、古谷乳業(千葉市美浜区)の成田工場(同県多古町)で製造されており、県は29日、立ち入り検査を行った。

 同工場によると、県内の343校に同じラインで製造した紙パック(200ミリ・リットル)入りの牛乳を1日当たり約10万本納入。28日に納入した牛乳は、26、27日に届いた生乳を通常通り130度で2秒間加熱して殺菌処理し、パック詰めした。その後、工場内の冷蔵庫で28日午前まで保管し、委託業者の専用冷蔵車(5~10度)で各校に配送した。

 県は工場に同ラインで製造した牛乳の出荷自粛を要請するとともに、同ラインで製造された牛乳を回収し、食中毒の原因となる菌がないかなど検査を進めている。